特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
バセドウ病
内科から
和泉 元衛
1
,
長瀧 重信
1
1長崎大学医学部第1内科
pp.1560-1564
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900271
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バセドウ病の病因は自己免疫説が現在有力であり,この点に関する多くの研究が行われてきている.しかし,その発生の機序については不明な点が多い.
自己免疫疾患の治療法は現在免疫抑制剤がよく用いられている.これは各自己免疫疾患,特異的な自己免疫応答だけを抑制するのではなく,すべての免疫応答を抑制するために,それだけ生体に種々の影響を及ぼす.
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