今月の主題 内分泌疾患—今日の知識
座談会
内分泌疾患の診療をめぐって
長瀧 重信
1
,
宮井 潔
2
,
福島 孝徳
3
,
尾形 悦郎
4
Shigenobu NAGATAKI
1
,
Kiyoshi MIYAI
2
,
Takanori FUKUSHIMA
3
,
Etsuro OGATA
4
1長崎大学医学部・第1内科
2大阪大学医学部・臨床検査診断学
3三井記念病院・脳神経外科
4東京大学医学部・第4内科
pp.77-90
発行日 1982年1月10日
Published Date 1982/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217595
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
甲状腺疾患を見つけるコツ 疑わしければすぐ検査を/甲状腺を触れる習慣を/ルチンの血液検査にもヒントが 下垂体疾患を見つけるコツ 下垂体腫瘍は意外と多い/ほんのわずかな徴候でも/対立視野測定法をルチンでやれ/疑ったら頭部単純X線を/lateral 1枚でも十分 検査値の読み方のコツ まず生理的な調節機構の理解を/負荷試験の意義を理解せよ/検査法は病態に応じて選べ/検査法選択のコツ/検査は多いほうが診断率が高いが/初診時には十分な検査を/経過観察は病態に応じて必要なものだけを/血中ホルモンの測定が原則 下垂体疾患のトピックス Hardy法はきわめて安全な手術/acromegalyも第1選択は手術/prolactinomaはprolactin 100前後のうちに外科へ/妊婦の患者はケース・バイ・ケ一ス/とにかく早期に外科へ/Cushingは手術がむずかしい/ 最近の進歩 甲状腺疾患以外でも甲状腺ホルモンが低くなる場合がある/他の病気と合併したときはホルモンの値が動く/バセドウ病の病因論の現況/出産後一過性甲状腺機能異常症の意義/マス・スクリーニングとしてのホルモン検査の意義 まとめ
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.