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特集 外科医のための整形外科
前腕骨骨折
Fractures of the forearm
平山 隆三
1
Takakazu HIRAYAMA
1
1旭川医科大学整形外科
pp.817-824
発行日 1990年7月20日
Published Date 1990/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900132
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肘関節,前腕部は上腕と手との間の機能的連結を行い,正確敏速な動きと繊細な感覚を有する手を,肩の運動を介して空間中に保持する役目をしている.前腕部の骨折の治療に際しては,前腕部の回旋の保持と肘関節,手関節の可動域の獲得が重要である.前腕骨骨折は日常しばしば遭遇する骨折であるが,その解剖学的特殊性を理解して正確な診断,適切な治療と早期の機能訓練を行わないと日常生活動作に著明な機能障害を残す.
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