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特集 外科医のための整形外科
指趾骨骨折と中手中足骨骨折
Fractures of the finger and toe, including metacarpal and metatarsal
佐々木 孝
1
Takashi SASAKI
1
1済生会神奈川県病院整形外科
pp.825-831
発行日 1990年7月20日
Published Date 1990/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900133
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日常臨床において手・足の外傷を取扱う頻度は高く,救急外来や一般外科の診療所で,整形外科医のいない状態で初期治療が行われる可能性は高い.そのような場合にもっとも問題となるのは,整形外科もしくは手の外科の専門医に相談すべきなのはどのような病態の場合かという疑問であろう.本稿は,中手骨・中足骨を含む指・趾の骨折と関節外傷について,個々の部位の特徴を解説するとともに,保存療法中心でX線上の再転位について監視するのみでよいものと,経皮ピンニングや観血的整復が必要で専門医と相談しながら治療した方がよい場合を明確にすることを目的とした.
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