増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方
ヘルニア
鼠径ヘルニア修復術に必要な局所解剖:Lichtenstein法
和田 則仁
1
,
古川 俊治
1
,
北川 雄光
1
Norihito WADA
1
1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
pp.276-281
発行日 2018年10月22日
Published Date 2018/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212255
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●point
●Pubic fascicle(挙睾筋恥骨枝)を切離し,恥骨結節から2〜3 cm陰囊側に剝離を進め,メッシュを展開する.
●挙睾筋膜を認識し外側の付着部(鼠径靱帯,iliopubic tract)で切離することで,メッシュ留置の外側縁が明確となる.
●挙睾筋膜を温存することで,輸精管や血管,神経を損傷することなく精索を授動でき,合併症のリスクを軽減しうる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月末まで)。
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.