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特集 外科医が知っておくべき 肝胆膵腫瘍に対する薬物療法
肝臓
転移性肝癌に対する周術期化学療法
Perioperative chemotherapy for metastatic liver cancer
風見 由祐
1
,
河口 義邦
1
,
長谷川 潔
1
Yusuke KAZAMI
1
1東京大学医学部附属病院肝胆膵外科・人工臓器移植外科
キーワード:
大腸がん肝転移
,
周術期化学療法
,
術後補助化学療法
,
conversion surgery
Keyword:
大腸がん肝転移
,
周術期化学療法
,
術後補助化学療法
,
conversion surgery
pp.736-743
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214577
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【ポイント】
◆転移性肝癌のなかで大腸癌肝転移は外科治療の有効性が確立されており,周術期化学療法が一般的に行われている.
◆大腸癌肝転移は腫瘍条件により“切除可能”と“切除不能”に大別され,それぞれで周術期化学療法の担う役割が異なる.
◆切除可能大腸癌肝転移では肝切除を治療の軸にして,術前/術後補助化学療法をどのように組み入れるかが課題となっている.
◆切除不能大腸癌肝転移は化学療法を導入した後,conversion surgeryを行えるかが治療の鍵であり,どの化学療法をどれくらいの期間行うかが重要な問題である.
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