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特集 術後急変!—予知・早期発見のベストプラクティス
各論2:疾患別の対応
直腸癌術後縫合不全の予防と治療戦略
Management of postoperative rectal cancer leakage
鈴木 悠太
1
,
山内 慎一
1
,
髙岡 亜弓
1
,
花岡 まりえ
1
,
岩田 乃理子
1
,
絹笠 祐介
1
Yuta SUZUKI
1
1東京医科歯科大学消化管外科学分野
キーワード:
直腸癌
,
縫合不全
,
人工肛門
Keyword:
直腸癌
,
縫合不全
,
人工肛門
pp.832-837
発行日 2023年7月20日
Published Date 2023/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214182
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【ポイント】
◆直腸癌術後縫合不全は周術期合併症のなかで致命的になりうる合併症の1つであり,予防・リスク因子を理解しておくことが重要である.
◆発症初期はドレーンの排液変化を伴わず,尿量低下や麻痺性イレウス,発熱・炎症反応の上昇のみが見られることがあるため,迅速な検査を施行し,診断が遅れないように注意する.
◆ストーマがない場合は,保存加療が可能かどうかは慎重に判断するべきであり,基本的には手術によるドレナージと人工肛門造設を常に念頭におく.
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