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特集 ガイドラインには書いていない—胃癌治療のCQ
—早期胃癌の手術—迷走神経腹腔枝を温存するメリットは本当にあるのか?
Effect of preservation of the celiac branch of the vagal nerve for gastrectomy
愛甲 丞
1
,
谷島 翔
1
,
瀬戸 泰之
1
Susumu AIKOU
1
1東京大学大学院消化管外科学
キーワード:
腹腔鏡下胃切除
,
迷走神経
,
機能温存手術
Keyword:
腹腔鏡下胃切除
,
迷走神経
,
機能温存手術
pp.1153-1156
発行日 2020年10月20日
Published Date 2020/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213070
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【ポイント】
◆迷走神経腹腔枝温存は,胆石発生の予防,下痢の減少,体重減少の早期回復,QOLの向上に貢献するという報告がある.
◆迷走神経は近年,炎症や腸内細菌,インスリン抵抗性など様々な生体調節機能の経路となることが示されている.
◆議論の余地は大きいが,術後QOLを重視する縮小手術においては,症例によっては迷走神経温存も選択肢の一つになりうる.
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