増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方
上部消化管
迷走神経腹腔枝温存胃切除に必要な局所解剖
緒方 杏一
1
,
持木 彫人
2
,
調 憲
1
,
桑野 博行
1
Kyoichi OGATA
1
1群馬大学大学院総合外科学
2埼玉医科大学総合医療センター消化管・一般外科
pp.58-61
発行日 2018年10月22日
Published Date 2018/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212219
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●point
●迷走神経腹腔枝温存にあたっては,神経近傍でのエネルギーデバイスの使用は最小限にとどめ,神経をテーピングして愛護的に牽引しながらの繊細な操作が重要である.
●迷走神経腹腔枝温存胃切除術は,早期胃癌(cT1N0)を主な対象としており,進行癌でD2郭清を要する症例では腹腔枝温存は行っていない.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月末まで)。
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