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特集 変貌する肝移植—適応拡大・ドナー選択・治療戦略の最先端を知る
overview
本邦の生体肝移植の歩みと最新事情
Living donor liver transplantation in japan: past and present status
梅下 浩司
1,2
Koji UMESHITA
1,2
1日本肝移植学会
2大阪大学大学院医学系研究科消化器外科
キーワード:
生体肝移植
,
予後
,
生体肝ドナー
Keyword:
生体肝移植
,
予後
,
生体肝ドナー
pp.1018-1023
発行日 2020年9月20日
Published Date 2020/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213039
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【ポイント】
◆本邦の生体肝移植は1989年に開始され,年々増加し2005年には566移植となったが,その後減少し近年は300台で推移している.
◆適応疾患では,肝細胞性疾患のうち,C型ウイルス性肝硬変が著明に減少し,代わってアルコール性肝硬変の増加が目立っている.
◆大人のABO血液型不適合肝移植の成績が次第に向上している.
◆生体肝ドナーの術後合併症やQOLに関する知見が集積され,さらに安全性を高める努力が行われている.
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