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特集 胃癌治療ガイドライン最新版を読み解く—改定のポイントとその背景
幽門保存胃切除術の適応
Indication of pylorus-preserving gastrectomy
瀬戸 泰之
1
,
奥村 康弘
1
,
若松 高太郎
1
,
西田 正人
1
,
八木 浩一
1
,
愛甲 丞
1
,
山下 裕玄
1
,
野村 幸世
1
Yasuyuki SETO
1
1東京大学消化管外科
pp.1201-1204
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212182
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【ポイント】
◆幽門保存胃切除術はM領域の早期胃癌(cT1N0)を対象に行われる縮小手術である.最近は腹腔鏡下で行われることが多い.
◆噴門・幽門機能を温存する術式であり,術後stasisが発生しうるが,下痢・ダンピング発生抑制などの利点,ならびに術後栄養状態,予後良好と報告されている.
◆施行に際しては,術前の的確な腫瘍範囲の把握と,幽門下動静脈などの局所解剖に精通しておくことが肝要である.
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