ひとやすみ・163
活躍する女性外科医
中川 国利
1
1宮城県赤十字血液センター
pp.546
発行日 2018年5月20日
Published Date 2018/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212026
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- 文献概要
女子医学生の割合が全医学生の3割を超え,かつては男性だけであった外科にも女性外科医が珍しくなくなりつつある.そして多忙にもかかわらず,育児に励みながらキャリアを積むママさん外科医も存在する.
大きな荷物を抱えた若い男性を伴い,子供を抱っこした女性が東京での臨床外科学会総会の受付会場に居た.学会では見慣れない光景に,大いなる興味を引かれた.そして後輩のポスターを探していたら,走り回る1歳ほどの子供を男性が追いかけ,近くで女性がポスターを貼っていた.そこで女性に,「お子さん連れの学会発表ですか」と尋ねると,「そうです.普段は病院内の保育所に預けているのですが,泊まり掛けの学会出張なので,今回は夫が休暇を取り,静岡から一緒に来ました」と,語った.
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