JIM Report
総合医が活躍できるERを目指して
岩田 充永
1
1名古屋掖済会病院救命救急センター
pp.958-959
発行日 2008年11月15日
Published Date 2008/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101561
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『JIM』8月号のディスカッション「ERにおける内科系総合診療医の役割と救急医の連携」を拝読し,高度専門医療という責務を果たし,空床が限られるなかで大学病院がERを展開されていることは素晴らしい社会貢献であり,今後の総合医育成にも非常に有意義であると深い感銘を受けました.
学生時代に,第一に優れた研究,第二に専門性の高い医療技術の修得が医学者として崇高であるという教育を受け,「インパクトファクターが高い雑誌に掲載される研究論文を書くこと」「専門性を追求し,高度な医療技術を身につけ,それを発揮できる患者を選んで診療すること」が医師としての勝ち組であるという価値観で教育を受けた世代としては,複数の大学病院でこのようなディスカッションが展開されることには隔世の感があります.
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