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特集 知っておきたい 乳がん診療のエッセンス
治療編
内科的治療
内分泌療法・分子標的療法(術前・術後・再発)
Hormone therapy and moleular targeted therapy
中井 克也
1
,
齊藤 光江
1
Katsuya NAKAI
1
1順天堂大学乳腺科
pp.1074-1078
発行日 2017年9月20日
Published Date 2017/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211729
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【ポイント】
◆閉経前ホルモン受容体陽性乳がんの内分泌治療はタモキシフェンが中心である.転移再発後の内分泌治療法は選択肢が少ない.
◆閉経後ホルモン受容体陽性乳がんの内分泌療法は,術後補助療法としてはアロマターゼ阻害薬が中心となる.転移再発後の内分泌治療としては,アロマターゼ阻害薬のほかにselective estrogen receptor down regulator(SERD)やselective estrogen receptor modulator(SERM)などの選択肢がある.
◆治療選択肢が増えた現状では,転移再発乳がんの治療戦略においてHortobagyiのアルゴリズムにとらわれすぎないことが求められている.
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