Japanese
English
臨床報告
腹腔鏡・内視鏡合同手術により切除した十二指腸粘膜下腫瘍の1例
A case of a duodenal submucosal tumor resected with laparoscopy and endoscopy cooperative surgery
溝口 公士
1
,
呉原 裕樹
1
,
春木 伸裕
1
,
原田 幸志朗
1
,
伊藤 直
1
,
北川 諭
2
Koji MIZOGUCHI
1
1トヨタ記念病院消化器外科
2トヨタ記念病院病理診断科
キーワード:
LECS
,
十二指腸粘膜下腫瘍
,
PET/CT
Keyword:
LECS
,
十二指腸粘膜下腫瘍
,
PET/CT
pp.633-637
発行日 2017年5月20日
Published Date 2017/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211625
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要旨
PET/CTで集積を認めた十二指腸球部の粘膜下腫瘍に対し腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery:LECS)を行い,過不足のない切除を行うことができ,良好な経過であった1例を経験したので報告する.症例は40歳,男性.健診で施行した上部消化管造影検査にて異常を指摘された.近医を受診し,上部消化管内視鏡検査を受けたところ,十二指腸球部に2 cmほどの隆起性病変を認め,十二指腸粘膜下腫瘍と診断された.精査加療目的に当院を紹介され受診した.手術はLECSを行い良好な経過であった.本術式は内腔に突出する十二指腸粘膜下腫瘍において有用な術式と考える.
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