増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅰ章 周術期の集中治療
敗血症と多臓器不全
急性腎障害の診断と治療
幸村 英文
1
,
西田 修
1
Hidefumi KOMURA
1
1藤田保健衛生大学麻酔・侵襲制御医学講座
pp.89-93
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211354
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POINT
■急性腎障害(AKI)を早期に発見し,早期に治療を開始する.
■尿流を絶やさない.初期蘇生を行ったあとは,昇圧薬と利尿薬を用いて腎うっ血を起こさないようにする.
■AKI発症の原因の約半数はseptic AKIである.
■メディエータ対策,pHの維持,腎うっ血,腎の仕事量軽減のためにも早期から血液浄化を行う.
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