疾患と検査値の推移
急性腎障害
鈴木 俊嗣
1
,
花房 規男
1
1東京女子医科大学病院血液浄化療法科
pp.150-157
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207486
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Point
●ごくわずかのクレアチニン(Cr)の上昇も予後と関連することから,急性腎障害(AKI)は,従来の急性腎不全(ARF)に代わって,提唱された概念である.
●AKIの診断は,尿量とCrの上昇をもとにして行われる.
●ARFの病態を理解するうえでは,腎前性,腎性,腎後性に分けて考える必要がある.
●Crは,腎障害に遅れて上昇するため,より早期に診断可能な各種バイオマーカーが提唱されている.
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