一般内科医のための腎疾患A to Z 病期からみた腎臓病治療(CKDとAKI)
急性腎障害(AKI)の診断と治療
土井 研人
1
1東京大学医学部附属病院 救急部・集中治療部
キーワード:
生物学的マーカー
,
Creatinine
,
急性腎障害
,
乏尿
,
紹介と相談
,
Lipocalin-2
,
病態生理
,
Fatty Acid-Binding Protein 1
Keyword:
Lipocalin-2
,
Creatinine
,
Oliguria
,
Referral and Consultation
,
Biomarkers
,
Acute Kidney Injury
,
FABP1 Protein, Human
pp.55-58
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014246662
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急性腎障害(AKI)はより早期に,腎臓の機能低下のみならず組織障害を検出すべく提唱された新しい概念である.国際的に統一された診断基準が提唱されているが,AKIは臨床的に多彩な病態を含む症候群である.AKIにおいては,機能低下と組織障害の2つの要素を組み合わせた総合的な診断・重症度評価が求められる.AKIのマネジメントにおいて,腎臓専門医および新規AKIバイオマーカーの役割を明らかにする必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2014