Japanese
English
特集 外科医が攻める高度進行大腸癌
膀胱浸潤
Resection of urinary bladder invasion in patients with colorectal cancer
落合 亮二
1
,
小畠 誉也
1
,
小林 成行
1
,
羽藤 慎二
1
,
大田 耕司
1
,
野崎 功雄
1
,
棚田 稔
1
,
二宮 郁
2
,
橋根 勝義
2
,
栗田 啓
1
Ryoji OCHIAI
1
1国立病院機構四国がんセンター消化器外科
2国立病院機構四国がんセンター泌尿器科
pp.949-955
発行日 2016年8月20日
Published Date 2016/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211258
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【ポイント】
◆大腸癌膀胱浸潤は他臓器浸潤の中でも比較的頻度が高い一方,肉眼的浸潤と組織学的浸潤の一致率は必ずしも高くない.
◆R0切除を達成することで予後を改善できる可能性があるため積極的な切除が必要であるが,膀胱機能温存や術後のQOLを考慮に入れた術式決定が重要である.
◆尿路変向術が必要な膀胱全摘症例では新膀胱などの代用膀胱も選択肢となりうるが,十分なインフォームド・コンセントに基づく術式決定が必要である.
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