手術症例報告
辺縁動静脈を温存した脱出腸管切除術が有用であったストーマ脱出の1例
加洲 範明
1
,
小林 成行
2
,
香川 哲也
3
,
落合 亮二
2
,
羽藤 慎二
2
,
小畠 誉也
2
1愛媛大学大学院消化管・腫瘍外科学講座
2国立病院機構四国がんセンター消化器外科
3福山市民病院外科
キーワード:
ストーマ脱出
,
血流温存
,
脱出腸管切除
Keyword:
ストーマ脱出
,
血流温存
,
脱出腸管切除
pp.387-391
発行日 2024年3月15日
Published Date 2024/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003768
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ストーマ脱出はストーマ造設例の2.4~26%に発生する晩期合併症である1, 2)。治療には手術が必要となるが,手術適応や術式の選択に悩む場合が多い。近年では直腸脱手術にならった術式や自動縫合器・固定用ボタンを用いた手技の報告も散見されるが,標準的手術手技は確立していない3)。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.