手術症例報告
大腸癌膀胱浸潤による膀胱全摘症例に対し新膀胱による尿路変向術を施行した3例
落合 亮二
1
,
小畠 誉也
1
,
小林 成行
1
,
羽藤 慎二
1
,
大田 耕司
1
,
野崎 功雄
1
1国立病院機構 四国がんセンター消化器外科
キーワード:
大腸癌膀胱浸潤
,
新膀胱
,
尿路変向術
Keyword:
大腸癌膀胱浸潤
,
新膀胱
,
尿路変向術
pp.1631-1638
発行日 2020年10月15日
Published Date 2020/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001905
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膀胱全摘を要する大腸癌膀胱浸潤症例では根治切除に伴い尿路変向術が必要であり,その選択が術後の生活の質(quality of life;QOL)に大きな影響を及ぼすことになる。新膀胱による尿路再建はストーマを回避することができ,術後のQOLを向上させることが期待される術式である。今回,われわれは大腸癌膀胱浸潤に対し膀胱全摘を行い新膀胱による尿路再建を行った3例を経験したため報告する。なお,大腸癌に関する記載は大腸癌取扱い規約第8版1)に従った。
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