手術トラブルを未然防止する12の行動特性・2
“ノンテクニカルスキル”をアップする—リーダーシップを発揮し,円滑なコミュニケーションを展開している
石川 雅彦
1
Masahiko ISHIKAWA
1
1公益社団法人地域医療振興協会 地域医療安全推進センター
pp.622-625
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211179
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はじめに
外科診療・手術の実施に際して,ノンテクニカルスキル獲得の重要性が示唆されている.本連載第1回に引き続き,本稿ではFlinら1)が提唱するノンテクニカルスキル7項目(状況認識,意思決定,コミュニケーション,チームワーク,リーダーシップ,疲労管理,ストレス管理)のうち,コミュニケーション(communication)とリーダーシップ(leadership)に着目する.“ノンテクニカルスキル”をアップすることに関連して,外科医がリーダーシップを発揮し,円滑なコミュニケーションを展開することが,患者への影響拡大の防止とトラブル発生の未然防止に資することになるということに焦点をあてて検討する.
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