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特集 同時性・異時性の重複がんを見落とさない—がん診療における他臓器への目配り
同時性・異時性重複がんの実態と診療戦略
食道癌
Esophageal cancer accompanies multiple primary malignarcies with unexpectedly high frequency
森 和彦
1,2
,
瀬戸 泰之
2
Kazuhiko MORI
1,2
1三井記念病院消化器外科
2東京大学医学部附属病院胃食道外科
pp.1346-1351
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210986
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【ポイント】
◆食道癌および頭頸部癌は,他領域のがんに比べ,圧倒的に重複がんが多い.
◆胃癌に関しては内視鏡を必ず行うため同時がんの見逃しは少ないが,頭頸部癌に関しては耳鼻科,口腔外科に術前より腫瘍性疾患のスクリーニングを依頼することが推奨される.
◆術後のフォロー期間における後発重複がんも多いと想定される.
◆胃管癌に関しては,リンパ節制御も含めた十分な外科治療を行うことが困難であり,内視鏡による早期発見に努めるべきである.
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