図解!成人ヘルニア手術・4 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
ダイレクトクーゲルパッチ法
諏訪 勝仁
1
Katsuhito SUWA
1
1東京慈恵会医科大学第三病院外科
pp.1130-1134
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210876
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■はじめに
ダイレクトクーゲル鼠径部ヘルニア修復術(modified Kugel hernia repair:MKH)はヘルニア修復理論上,理想的とされる腹膜前修復法であり,かつ一般外科医になじみの深い前方到達法で施行可能な優れた術式である.われわれは2005年から本術式を行い,良好な成績を収めてきた1,2).本術式にとって最重要事項は,定型化された腹膜前腔剝離法(standardized preperitoneal dissection:SPD)である.
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