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特集 大腸癌腹腔鏡手術の新展開—Reduced port surgeryからロボット手術まで
直腸癌に対する完全腹腔鏡下腹部操作によるISR
Completely laparoscopic abdominal approach for intersphinteric resection for rectal cancer
河原 秀次郎
1
,
矢永 勝彦
1
Hidejiro KAWAHARA
1
1東京慈恵会医科大学消化器外科
pp.964-967
発行日 2015年8月20日
Published Date 2015/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210840
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【ポイント】
◆内・外肛門括約筋は解剖・発生学的に分離できるため,直腸は直腸周囲脂肪織とともに全直腸間膜切除(TME)の層で剝離し,パーツのように切除できる.
◆経肛門的に切除予定郭清領域および腸管を体外に誘導するためにS状結腸間膜を切開してS状結腸を直線化する.
◆経肛門的に切除する大腸を体外に誘導したうえで直視下に切除・再建するため,腹壁の切開創を必要としない(腹部操作に関して完全腹腔鏡下操作が可能).
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