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特集 胃癌治療の最近の話題
胃癌根治手術の成果と今後の課題—国立がんセンター外科25年間の成績
Progress of gastric cancer surgery in 25 years, an evaluation using 5,921 primary cases
丸山 圭一
1
,
平田 克治
1
,
岡林 謙蔵
1
,
笹子 三津留
1
,
木下 平
1
Keiichi MARUYAMA
1
1国立がんセンター外科
pp.743-749
発行日 1989年6月20日
Published Date 1989/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210371
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国立がんセンター設立後25年間の胃癌外科手術法の変遷と治療成績を検討した.初発胃癌5,921例を対象に,5年毎の5期に区切ってStageの変遷をみると,Stage Ⅰは27%から53%に増え,Stage IVは逆に30%から18%に減少し,また早期癌も19%から48%に大幅に増加して,診断の進歩を反映していた.5生率は全体では41%から69%に,Sage Ⅰは85%から93%に,Stage Ⅱは57%から83%に,StageⅢは33%から50%に向上した.この向上は十分な断端距離,近位切除から全摘に,積極的な合併切除,膵頭膵尾授動下の後腹膜の徹底的な郭清,開胸下の広域手術など,手術の拡大によって達成された.
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