Japanese
English
特集 消化器良性疾患の手術適応—最近の考え方
肝良性腫瘍
Benign liver tumors
内野 純一
1
,
中島 保明
1
,
宇根 良衛
1
,
佐藤 直樹
1
,
柿田 章
1
,
佐々木 文章
1
Junichi UCHINO
1
1北海道大学医学部第1外科
pp.515-523
発行日 1989年4月20日
Published Date 1989/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210334
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最近の画像診断の進歩,普及に伴い,肝の良性腫瘍は以前より高頻度で発見されるようになってきた.このため,これらの疾患に対する手術適応も変化してきている.
過去10年間に当科で経験した肝良性腫瘍は101例で,内訳は肝海綿状血管腫54例,肝嚢胞41例,FNH3例,LCA,胆管嚢胞腺腫,骨髄脂肪腫各1例であった.このうち,手術は59例(58.4%)に対し行った.
これらの自験例に検討を加え,肝良性腫瘍の手術適応に対する最近の考え方について考察した.
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