Japanese
English
特集 Day Surgeryはどこまで可能か
肝・胆・膵におけるDay Surgery
Day surgery in liver, gallbladder and pancreas
内野 純一
1
,
宇根 良衛
1
,
真鍋 邦彦
1
,
斎藤 正信
1
Junichi UCHINO
1
1北海道大学医学部第1外科
pp.51-54
発行日 1991年1月20日
Published Date 1991/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900351
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Day surgeryは単に入院日数の短縮,経済的効果のみにとどまらず,患者の満足度,とくに安全性を十分に満たすものでなければならない.このような観点からみると,肝・胆・膵領域における day surgeryには問題点が多い.
ESWLは胆石の種類によってday surgeryが可能である.肝生検,PTCDは,術後の出血,胆汁の漏れによる腹膜炎などを考慮すると,敢えてその必然性はない.内視鏡による胆嚢摘出術など術後数時間の経過観察で帰宅可能となることもあるので,適応を厳密に選べば可能である.しかし,空床待ち対策としての閉塞性黄疸に対する胆道ドレナージなどは一般的に行うべきものではない.
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