Japanese
English
特集 消化器良性疾患の手術適応—最近の考え方
十二指腸憩室
Duodenal diverticula
高橋 渉
1
,
藤谷 恒明
1
,
伊藤 契
1
,
佐藤 寿雄
1
,
田所 慶一
2
,
伊勢 忠男
2
Wataru TAKAHASHI
1
1仙塩総合病院外科
2仙塩総合病院内科
pp.487-494
発行日 1989年4月20日
Published Date 1989/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210330
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
十二指腸憩室の大部分は臨床的意義がないとされているが,そのなかで,旁乳頭憩室は胆道・膵疾患の誘発因子として早くから注目されてきた.旁乳頭憩室を臨床像および十二指腸内圧負荷による胆道内圧の面から検討すると,旁乳頭憩室の胆道に対する影響は3群に分類できるものと考えている.ここでは,それぞれに対する手術適応および手術術式の選択に関する著者らの考え方とその問題点について述べた.さらに,最近の考え方とその変遷についても言及した.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.