目で見る外科標準術式・30
門脈合併切除を伴う肝門部胆管癌手術
宮崎 勝
1
,
伊藤 博
1
,
木村 文夫
1
,
清水 宏明
1
,
外川 明
1
,
大塚 将之
1
,
吉留 博之
1
,
嶋村 文彦
1
Masaru MIYAZAKI
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学(第1外科)
pp.793-799
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904896
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はじめに
肝門部胆管癌においてはその解剖学的特性のため,容易に門脈・肝動脈への浸潤をきたしうる.その際根治切除が望めると判断したら積極的にこれら血管合併切除再建を行っていくことで,予後の向上につながる可能性が報告されてきている1〜3).
今回は肝門部胆管癌において比較的しばしば遭遇する門脈浸潤例に対する血管合併切除術について,特に拡大肝右葉切除,門脈合併切除再建法の手技について詳述する.
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