特別リレー寄稿
お皿の骨が割れました—南極医療事情(後編)
町田 浩道
1,2
Hiromichi MACHIDA
1,2
1TMGあさか医療センター外科
2日本南極地域観測隊Japanese Antarctic Research Expedition(JARE)第55次越冬隊
pp.356-360
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201645
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はじめに
私は日本南極地域観測隊(Japanese Antarctic Research Expedition:JARE)第55次(2013〜15年)越冬隊員の町田(外科医)と申します.越冬中は整形外科疾患が多く,国内の整形外科医の支援を受け適切な対応ができました.急性期の治療だけでなく,リハビリテーション(リハビリ)も経験しました.南極ならではの苦労はありましたが,整形外科医に支えられて難局に対処したことで,昭和基地のバリアフリー化や南極リハビリの可能性も示唆されました.
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