特集 ここが変わった!循環器診療 最新スタンダード
Ⅰ.疾患各論
弁膜症の経カテーテル治療
林田 健太郎
1
1慶應義塾大学医学部循環器内科
キーワード:
大動脈弁狭窄症
,
僧帽弁閉鎖不全症
,
TAVI
,
MitraClip
,
ガイドライン
Keyword:
大動脈弁狭窄症
,
僧帽弁閉鎖不全症
,
TAVI
,
MitraClip
,
ガイドライン
pp.45-49
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200661
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ここが変わった!
●過去のスタンダード
・大動脈弁狭窄症に対する標準治療は開胸による外科手術のみであった.
・僧帽弁閉鎖不全症に対する標準治療は,器質性については外科手術,機能性については薬物治療がメインであった.
●現在のスタンダード
・大動脈弁狭窄症の標準治療として,外科手術に加えTAVIも加わり,80歳以上については第一選択として考えるべき治療として確立された.
・僧帽弁閉鎖不全症(MR)のカテーテル治療としてMitraClipも加わり,特に機能性MRに対しては心不全再入院や予後を改善することがわかった.
・これらをもとに,2020年に本邦や米国のガイドラインが大きく改訂されている.
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