原著
婦人科腫瘍に対する経カテーテル的動脈塞栓法(TAE)の応用—性器出血及び術中出血軽減の試み
竹村 昌彦
1
,
山崎 正人
1
,
田中 文男
1
,
岡本 悦治
1
,
久松 和寛
1
,
大浜 紘三
1
,
辻 修一
2
,
羽田 良洋
2
,
野崎 公敏
2
Masahiko Takemura
1
,
Shuichi Tsuji
2
1国立呉病院・中国地方がんセンター,産婦人科
2国立呉病院・中国地方がんセンター,放射線科
pp.279-283
発行日 1988年3月10日
Published Date 1988/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207759
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止血困難な性器出血の2症例,及び術中出血の増加が予想された進行頸癌と絨毛性腫瘍の3症例について,骨盤内血管の経カテーテル的動脈塞栓法を施行した。その結果,この方法は,これまで用いられてきたような止血のための手技として有効なばかりでなく,術中出血の軽減を目的として,術前に予防的に実施することが有効であることが示された。
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