Japanese
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臨床報告
肝動脈塞栓療法(TAE)と肝切除術にて治療した幼児の肝芽腫—完治したと思われる1例
Initially unresectable hepatoblastoma treated with preoperative transcatheter arterial embolization (TAE) and surgery:A case report
水野 良児
1
,
山崎 洋次
1
,
安川 繁博
1
,
祐野 彰治
1
,
桜井 健司
1
Ryoji MIZUNO
1
1東京慈恵会医科大学第1外科
pp.1817-1820
発行日 1988年11月20日
Published Date 1988/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210228
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はじめに
成人の肝癌に対する肝動脈塞栓療法(transcatheterarterial embolization,TAE)の効果はすでに認められている1,2).一方,小児では肝癌自体が少なく,その効果に関しては検討段階であると思われる.
今回,切除不能であった肝芽腫にたいしてTAEを実施したところ著明な腫瘍の縮小がみられたため,二次的に肝切除に成功し,その後の化学療法も終え,治療開始後2年以上経過し再発の認められない症例を経験したので報告する.
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