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特集 外科医のためのMRIの臨床
MR-CTで描出可能な大血管病変
Diseases of the great vessels demonstrated with 0.1 Tesla MR-CT
藤井 恭一
1
,
古川 達也
1
,
水野 喜和子
1
,
松本 直人
1
,
原嶋 治彦
1
Kyoichi FUJII
1
1国立病院医療センター放射線診断部
pp.1603-1616
発行日 1988年10月20日
Published Date 1988/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210191
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X線CTでみられる大血管病変は,主として横断面像である.しかし血管造影と異なり,血管壁を含めた内腔が描出される特長がある.
MR-CTでは,X線CTと同様に血管壁を含めた内腔が描出できるが,X線CTにおいては撮影方向がX線管の回転方向により規制されるのと異なり,電子的に自由な断面の撮影が可能である.このため,血管の三次元的な任意な断面を選択して撮影することができる.
このため,胸部および腹部の大血管を,それぞれの血管の走行にあった方向で描出することができるので,0.1 Tesla,Asahi Mark Jで撮影した症例を供覧し,時として血管造影に近い情報が得られることを述べた.
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