Caseに学ぶ 一般外科医のための血管外科応用手技・14
大血管浸潤を伴う肺癌の手術
橋本 正人
1
,
岡安 建至
1
,
田辺 達三
1
1北海道大学医学部第2外科
pp.1211-1217
発行日 1988年7月20日
Published Date 1988/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210129
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はじめに
大血管浸潤を伴う肺癌は一般には手術適応外とされるが，近年は肺癌の手術および術前術後管理の進歩によって手術死亡が著しく減少したことから，このような症例に対する手術も試みられるようになっている．対象症例は大血管の合併切除によって相対治癒切除の期待できる症例に限られ，術前術後の補助療法を含めて集学的治療の一環として行われるべきである，われわれの経験した3例を呈示し，その手術法と問題点について述べる．
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