特集 —そこが知りたい—消化器外科手術のテクニックとコツ96
胃・十二指腸
肝・十二指腸間膜内リンパ節の郭清
榊原 宣
1
,
卜部 元道
1
,
劉 星漢
1
Noburu SAKAKIBARA
1
,
Motomichi URABE
1
,
Shing-Han LIU
1
1順天堂大学医学部第1外科
pp.768-770
発行日 1988年5月30日
Published Date 1988/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210022
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《郭清方針として》
肝十二指腸間膜内リンパ節は,胃癌取扱い規約では第3群リンパ節に規定されている.これは肝門部リンパ節h,肝動脈に沿うリンパ節a(上肝動脈リンパ節a1,下肝動脈リンパ節a2),門脈に沿うリンパ節P(上門脈リンパ節p1,下門脈リンパ節p2),胆管に沿うリンパ節b(上胆管リンパ節b1,下胆管リンパ節b2),そして胆嚢管リンパ節cからなる.胃癌の場合に問題となるのは,a2,b2,p1およびp2のリンパ節である.これらリンパ節の郭清について述べてみたい.
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