Japanese
English
臨床報告
術前に診断し得た閉鎖孔ヘルニアの1例
A case report of obturator hernia preoperatively diagnosed with barium study of the small intestine
森本 重利
1
,
吉田 明義
2
,
仁木 孝明
2
,
高木 雅代
1
,
露口 勝
1
,
惣中 康秀
1
Shigetoshi MORIMOTO
1
1徳島市民病院外科
2徳島市民病院放射線科
pp.763-766
発行日 1991年6月20日
Published Date 1991/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900460
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はじめに
閉鎖孔ヘルニアは比較的稀な疾患で,高齢のやせた女性に好発する.本疾患は術前診断が困難で治療が遅れやすいため,臨床上注意を要する疾患の1つである.高齢化が進みその発生率に増加傾向がみられる現在,本疾患を念頭において診断にあたることが重要である.最近われわれは,長期にわたるイレウス症状を呈していた症例に,小腸X線造影によって術前診断し得た症例を経験したので報告する,
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