Japanese
English
特集 外科的感染症と抗生物質の選択
新しい化学療法剤の評価と使い方
New antibiotics; Their evaluation and indications in surgery
相川 直樹
1
,
石引 久彌
1
,
阿部 令彦
1
Naoki AIKAWA
1
,
Kyuya ISHIBIKI
1
,
Osahiko ABE
1
1慶應義塾大学医学部外科
pp.1897-1904
発行日 1987年12月20日
Published Date 1987/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209878
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
過去1年半の間に15種の新しい化学療法剤が発売となつた.特に注目されるのは,特異な化学構造と抗菌スペクトラムを有するカルバペネム(imipenem),モノバクタム(aztreonam)や,βラクタマーゼ阻害剤のsulbactamの登場である.また,第3世代セフェムにも半減期の極めて長いceftriaxone,抗緑膿菌作用の優れたceftazidime,in vivo効果の優れるcefpimizole,黄色ブ菌にも良好なMICを有するcefzonam,特異な抗菌作用機序を有するcefminoxなど,特徴のあるものが多い,さらに,経口用のペニシリン,セフェム,マクロライド,新キノロンにも改良の加えられたものが臨床応用されている.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.