Japanese
English
特集 外科的感染症と抗生物質の選択
起炎菌とリムルステスト
Causative bacteria and Limulus test
石山 賢
1
,
渡辺 千之
1
,
市倉 隆
1
,
井上 暁
1
Masaru ISHIYAMA
1
1東京大学医学部第1外科
pp.1905-1910
発行日 1987年12月20日
Published Date 1987/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209879
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リムルステストは患者の流血中エンドトキシンを検出する方法である.本法が陽性となる症例は当然ながらグラム陰性菌感染が最も多いが,その意味は単に起炎菌の診断の範囲にとどまらない,むしろ重症度・予後と相関があり,エンドトキシン血症という一つの実体(entity)を示すものといえる.
現行のリムルステストはいくつかの改良を要する点を有している.その第一はライセートからfactor Gを除去することであり,第二点は血中インヒビダー除去法の確立である.
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