Japanese
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特集 Interventional Radiologyの現況
肝臓癌—外科の立場から
Interventional radiology for liver surgery
山本 正之
1
,
飯室 勇二
1
,
飯村 譲
1
,
菅原 克彦
1
Masayuki YAMAMOTO
1
1山梨医科大学第1外科
pp.1613-1621
発行日 1987年10月20日
Published Date 1987/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209837
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画像診断時にUSを使用してreal timeに病変を見出し,経皮的にドレナージ,生検,造影,門脈枝塞栓を行つたり,カテーテルを肝動脈に挿入してTAE,持続動注を行うなど,肝癌治療においても画像診断と密接に結びついた診断治療が行われるようになつてきた.これらに要する技術は,現在ではプライマリーケアーのように医師のすべてが身に付けておくべきものである.外科的方向としては肝切除の安全施行が可能となつてきた今日,進行癌に対してもreduction surgeryを施行して腫瘍細胞を減少させてから,肝動脈内に留置したカテーテルを介して,TAE,免疫療法による予後の改善を計ることなどが考えられる.
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