Japanese
English
特集 癌術後follow upと再発時の対策
消化管悪性リンパ腫
Postoperative follow up of cancer patients and management of the recurrence; malignant. lymphoma of the gastrointestinal tract
小堀 鷗一郎
1
,
中原 一彦
2
Ohichiro KOBORI
1
,
Kazuhiko NAKAHARA
2
1東京大学医学部第1外科
2東京大学医学部臨床検査医学講座
pp.1559-1562
発行日 1987年9月20日
Published Date 1987/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209828
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はじめに
悪性リンパ腫はリンパ節原発と考えられるものとリンパ節以外の臓器が原発巣である節外性悪性リンパ腫とに分類しうるが,本稿では手術の対象となる節外性悪性リンパ腫について自験例の分析を基として術後follow upと再発時の対策を述べることとする.節外性悪性リンパ腫手術症例は1963年より現在までに58症例で,このうち43例,74.1%が消化管原発例(胃29例,腸管14例)であるところから以下に述べる術後のチェック法,評価,再発の早期発見などは消化管悪性リンパ腫とくに胃悪性リンパ腫を念頭において論述したものと理解していただきたい.
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