Japanese
English
増刊号 消化管悪性リンパ腫2014
序説
消化管悪性リンパ腫診療の現状
Introduction
松本 主之
1
Takayuki Matsumoto
1
1岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科消化管分野
キーワード:
悪性リンパ腫
,
WHO分類
,
MALTリンパ腫
,
濾胞性リンパ腫
Keyword:
悪性リンパ腫
,
WHO分類
,
MALTリンパ腫
,
濾胞性リンパ腫
pp.565-566
発行日 2014年5月24日
Published Date 2014/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403114134
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はじめに
消化管は上皮性悪性腫瘍,すなわち癌の好発部位であり,消化管悪性リンパ腫の頻度は全消化管悪性腫瘍の1~8を占めるにすぎない.一方,リンパ腫からみた場合,節外性悪性リンパ腫の30~40は消化管に発生する.すなわち,消化管はリンパ節に次ぐ悪性リンパ腫の好発臓器と言える.そこで,「胃と腸」増刊号のテーマとして16年ぶりに消化管悪性リンパ腫が取り上げられることになった. 本増刊号の序説として,消化管悪性リンパ腫の組織分類,および胃MALT(mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫と消化管濾胞性リンパ腫の現状について簡単に述べてみたい.
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