Japanese
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特集 癌術後follow upと再発時の対策
膵臓癌
Treatment after the operation on pancreatic cancer
齋藤 洋一
1
,
山本 正博
1
Yohichi SAITOH
1
,
Masahiro YAMAMOTO
1
1神戸大医学部第1外科
pp.1549-1553
発行日 1987年9月20日
Published Date 1987/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209825
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はじめに
膵癌では早期発見が難しく,なお切除の対象となる症例が少ないばかりか,切除しえても根治切除の困難性からその外科治療成績は不良である.しかし,最近の画像診断の進歩により小さな膵癌の報告も増加しており,また拡大手術の導入により切除率ならびに治療成績の向上が次第にうかがわれるようになつている.このため膵癌の診療においては,大部分の非根治例に対する対策とともに,根治的に切除されたと思われる症例に対しても術後の注意深いfollow upは特に重要な課題である.本稿では,教室における経験に基づき膵癌術後のfollow upの実際について概説する.
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