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特集 乳癌診療のUp-to-date
針生検vs切除生検—適応と手技:針生検の立場から
Needle biopsy vs incisional biopsy
桜井 健司
1
,
篠崎 登
1
,
内田 賢
1
Kenji SAKURAI
1
,
Noboru SHINOZAKI
1
,
Ken UCHIDA
1
1東京慈恵会医科大学第1外科
pp.1319-1326
発行日 1987年8月20日
Published Date 1987/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209788
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乳腺の腫瘤性病変の診断法の基本はやはり触診であるが,わが国ではこの他マンモグラフィーと超音波検査とを加えて,診断上の3本柱としている施設が多くなつた.しかし症例によつては診断上の確信が得られないことがある.このような症例に対しては何らかの生検が適応となることが多い.
生検には切除生検,摘出生検などのいわゆる外科生検と針生検がある.最近では細針を用いた穿刺吸引細胞診(ABC)が手技上の容易さ,安全性および診断率の高さから広く用いられるようになつてきた.乳癌診療に従事する外科医は今後ABCが診療上どのように位置づけられるかを評価しておく必要があろう.
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