Japanese
English
特集 胃癌手術の限界と合理化
温熱療法併用における検討
Hyperthermia as adjunct to gastrectomy for advanced gastric cancer
貝原 信明
1
,
飯塚 保夫
1
,
浜副 隆一
1
,
前田 迪郎
1
,
古賀 成昌
1
Nobuaki KAIBARA
1
1鳥取大学医学部第1外科
pp.1551-1555
発行日 1986年10月20日
Published Date 1986/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209554
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進行胃癌の手術では,いかにリンパ節郭清の範囲を拡げても治療成績向上に限界があるのは,癌の胃壁内進展の結果として生じる腹膜転移に対する対策がなされていないためである.われわれは,腹膜再発防止を目的として,手術に併用する温熱療法の効果を検討した.その成績をps(+)胃癌についてみてみると,対照群の5生率43%に対して,温熱療法施行群では63%に上昇した.これは,リンパ節郭清を拡大しただけでは得られがたい成績であると思われる.
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