Japanese
English
臨床研究
Blind Loop Syndrome症例の検討
A study of cases of blind loop syndrome
谷田 理
1
,
金山 博友
1
,
飯塚 保夫
1
,
前田 廸郎
1
,
西村 興亜
1
,
古賀 成昌
1
Osamu TANIDA
1
1烏取大学医学部第1外科
pp.1157-1162
発行日 1977年9月20日
Published Date 1977/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206809
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はじめに
開腹術後の障害の1つとして,腸管の側々吻合,端側吻合に基づく吻合病blind loop syndromeがある.本症について,ここ数年とくに欧米において,その病態生理の解明がなされつつある.これにつれて,原因となるような腸吻合形式が次第に行なわれなくなつて,古典的疾患となつたかの観があるが,なお今日でも,手技上の問題やそのほかの理由で側々吻合,端側吻合が行なわれることがある.
そこで私どもは,1948年以来1976年8月までの27年間に,教室で経験した吻合病症例12例を中心に,本症について検討したので,その結果を報告する.
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