今月の主題 肝硬変と肝癌
肝硬変の病態と対策
上部消化管出血
高瀬 靖広
1
,
小林 幸雄
1
1筑波大学臨床医学系・外科
pp.1550-1552
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221082
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肝硬変症における消化管出血は,肝不全への道程を修飾する要素の1つである.臨床的には大量出血になり易いことと,止血してもしばしば反復する傾向にあることから,一般に面倒な出血という印象を与えている.しかし,状態を把握して対処すれば末期例を除いてかなり出血をコントロールすることができる.
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