特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
6.肝・胆・膵
急性ウイルス肝炎
古田 精市
1
,
清沢 研道
1
1信州大学医学部第2内科
pp.835-837
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209404
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□基本事項
1)術前肝障害の存在は,手術による肝障害の増悪を来たすことが多く,かつ術後創傷治癒の遷延・合併症の併発をみ,時には肝不全に陥り死の転帰をとる場合もあることを銘記すべきである.
2)現在の肝障害が急性ウイルス肝炎であることの確認(慢性肝疾患,アルコール,薬剤の関与の否定)とA型,B型,非A非B型の型別診断を行う.
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