Japanese
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特集 胆嚢隆起性病変をどうするか
診断困難例の治療方針—私はこうしている
Choice of surgical treatment for elevated lesions of the gallbladder
蜂須賀 喜多男
1
,
山口 晃弘
1
,
磯谷 正敏
1
,
松下 昌裕
1
Kitao HACHISUKA
1
1大垣市民病院外科
pp.41-46
発行日 1986年1月20日
Published Date 1986/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209224
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近年,画像診断法の発達と共に,胆嚢隆起性病変に遭遇することが多くなつて来た.隆起性病変の主なものは,コレステロールポリープ,限局性腺筋腫症,腫瘍性病変(腺腫,癌腫)であるが,自験例を含めて,それらの各種画像診断法,手術適応,手術方法について考察した.
画像診断法の中心は超音波検査であるが,各種画像診断法を併用しても,特に小隆起性病変では質的診断の困難な場合が多い.手術適応は,胆石合併例,有症状のコレステロールポリープ,限局性腺筋腫症,腫瘍性病変である.腫瘍性病変は,最大径10mm以下でも.癌腫の症例があること,腺腫も癌の有力な前駆病変であるという考えから,積極的に手術する方針である.
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